西光寺について

西光寺の歴史

 月照山西光寺は三重県四日市市八王子町の浄土真宗本願寺派(お西)の寺院です。

 室町時代(西暦1336年~1573年)、四郷村大字八王子は25戸から成る村落で石造りの地蔵尊をご安置した辻堂が一軒あったと言われております。

 文明二年(1470年)、京都の大谷本願寺において第8代門主を務めておられた蓮如上人より教化の命を受けた明庵が当地に来訪し、辻堂に蓮如上人ご真筆の“南無阿弥陀仏”の六字名号をご安置いたしました。

蓮如上人ご真筆の六字名号

その後、永正七年(1510年)、明庵は新たに二間四面の仏閣を建立した折、大谷本願寺へ赴き、第9代門主となられた實如上人より“阿弥陀如来絵像”と“南無阿弥陀仏”の六字名号を下附されたことで四郷村八王子の仏閣は大谷本願寺の寺院として認可を受けました。

 以後、西光寺の本堂は二度の建て替えが行われています。天明八年(1788年)、七間四面の本堂を建造しましたが、大正十三年(1924年)に敷地を拡張して現在の十一間四面の本堂が完成いたしました。

大正13年 本堂上棟式

 大正時代に建てられた現在の本堂も平成二十九年(2017年)の豪雪によって大きな被害を受けたことで、屋根全面葺き替えの修復が施工され、令和元年(2019年)5月に落慶法要が勤修されました。

平成31年 本堂屋根 修復工事の様子

 浄土真宗本願寺派 月照山 西光寺は明庵を開基として始まり、500年の月日を過ぎて、阿弥陀如来のみ教えを聞く真宗道場として、まもり受け継がれています。

歴代住職

開基  明庵十世  賢恵
二世  教信十一世 賢了
三世  教忍十二世 賢照
四世  淨願十三世 恵潮
五世  教雲十四世 徹照
六世  圓説十五世 徹心
七世  教説十六世 徹也
八世  賢教十七世 徹之
九世  恵忍

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