故人が亡くなってから通夜や葬儀がどのように進められていくのか、一連の流れを箇条書きにしました。
どうぞご参考ください。
お寺で葬儀を勤修することもできます。詳しくは以下のフォームからご参照ください。
通夜・葬儀の流れ
1.お寺への連絡(059-321-8865)
・故人がお亡くなりになられたことをお寺までご連絡をお願いいたします。
・既にご依頼した葬儀社や葬儀場が決まっている場合は、その旨もお伝えください。
・大方、お亡くなりになられた日のうちに臨終のお勤めをします。
・通夜・葬儀の日程や時間は、お寺と相談した上で決めていただきます。
2.臨終勤行(一般に言う枕経)
・ご遺体が安置されているご自宅あるいは葬儀場に僧侶がお参りします。
・ご家族が亡くなられて、最初にお勤めをする勤行です。臨終勤行では『仏説阿弥陀経』を読経させていただきます(読経時間約15分)。
臨終勤行に伺った際には・・・
・通夜・葬儀の式場に安置する御本尊(野仏)をお預けいたします。葬儀社の方へお渡しください。
・住職控えの用紙に故人の法名、俗名、往生年月日などを記入していただきます。既に本山(西本願寺)で帰敬式を受けられて法名をお持ちの方は、授与された法名を用紙に記入してください。法名をお持ちでない方は、ご遺族と相談の上、故人の法名を決めさせていただきます。
・葬儀社の方から白木のご位牌を預かっている場合は、僧侶にお渡しください。法名をご位牌に書き写して、通夜・葬儀の際に荘厳させていただきます。
3.通夜勤行
・一般的にお亡くなりになられた日の翌日、夕方18時以降にお勤まりになることが多いですが、火葬場との兼ね合いで翌々日になることもあります。
・お通夜の式場に僧侶がお参りします。
・お通夜の勤行では「正信念仏偈」を読ませていただきます。5分ほどの法話と合わせて約30分程度のお勤めになります。
・勤行が終わり、僧侶が退出した後に御本尊へお焼香をしていただきます。
4.葬場勤行
・お通夜の翌日午前10時から13時までにお勤まりになることが多いです。
・お通夜に引き続いて葬儀の式場に僧侶がお参りします。
・約40分程度の読経時間になります。勤行の中で参列者のお焼香があります。
・葬場勤行が終わると式場に荘厳したお花をお棺に手向けて、ご遺体を霊柩車で火葬場まで運びます。
・本来は火葬場でのお勤め(火屋勤行)もありますが、出棺前の葬場勤行に引き続いて葬儀式場で火屋勤行をお勤めすることも多いです。
・火葬場で火屋勤行がお勤まりにならない時は、僧侶は一度ここで失礼いたします。
5.還骨勤行と初七日法要
・火葬と収骨(約2時間程度)が終わりましたら、葬儀式場に戻り、還骨勤行・初七日法要をお勤めします。
・約20分程度のお勤めになります。
・勤行後、翌日以降でお寺参りの日程を決めさせていただきます。
6.お寺参り
・この度の葬義を無事終えられた旨をお寺の御本尊にご報告するお参りです。
・葬義の翌日にお参りに来られる方が多いですが、ご都合の良い日でかまいません。
・「讃仏偈」をお勤めさせていただきます。(約5分程度)
・勤行の後に、今後の法要(中陰法要、百か日法要、初盆法要)の日取りを相談いたします。
・お寺参りの際にお預けした御本尊(野仏)の返却をお願いします。
納骨について
・納骨の形態は、公営墓地や民間墓地、大谷本廟(京都東山にある宗祖親鸞聖人の御廟)への納骨があります。
・納骨の時期に決まりはありませんが、満中陰や百か日あたりが一つの目安になります。
・遺骨は胴骨と本骨(喉骨・喉仏)に分けられます。一般に胴骨は家のお墓へ、本骨は大谷本廟へ納めますが、胴骨を一部分骨して大谷本廟へ納める方もいらっしゃいます。
・大谷本廟への納骨の際、西光寺名義の納骨所に納めるには、お寺の許可証が必要になります。「大谷本廟へ納骨をしたいのですが・・・」とお寺までご相談をください。
・納骨の際には、読経をする習わしがあります。
・個人で所有している墓地に納骨する際は、「納骨のお勤めをお願いします」とお寺までご連絡をください。